あなたは、
- CTAとはどういう意味なのかを知りたい
- CTAがなぜ重要なのかを知りたい
- CTAをどのようにすれば活用できるのかを知りたい
とお考えではありませんか?
CTAの概要がわかっても、導入する理由や、活用方法はわかりませんよね。
結論から言えば、CTAとは「Webサイト訪問者をボタンやリンクへ誘導させるための施策」です。
この記事を読むことで、CTAの意味や成果を上げられる活用方法などを理解し、今日から実践できるようになります。
この記事では
1章で「CTAとは?」
2章で「CTAで重要なのは主に4つの要素」
3章で「CTAで成果を上げるための11個のポイント」
4章で「CTA活用の成功事例」
について詳しく解説します。
この記事を読んで、CTAの概要を理解して、重要性や活用方法、注意点を確認しましょう。
1章:CTAとは?
結論から言うと、CTAとは「Webサイト訪問者をボタンやリンクへ誘導させるための施策」です。
ここではCTAの基本的な部分に加えて
- CTAを導入すべき理由
- CTAとは何か
- CTAの具体例
をそれぞれ説明します。
1-1:CTAとは「Webサイト訪問者をボタンやリンクへ誘導させるための施策」のこと
CTAとはcall to actionの頭文字をとった単語です。
マーケティング業界では「行動喚起」の意味で使われています。
こちらの意図している行動をさせたり、目的のページへ誘導させたりするための施策です。
例として、商品を購入してもらいたい場合には「購入」のボタンまで誘導するのがCTAです。
他には
- 資料請求
- お問い合わせ
- ダウンロード
などにも、使われています。
主にWebサイト上では、ボタンやリンク、画像などの形で配置されています。
1-2:CTAを導入すべき理由
CTAを導入すべき理由は、CVを増やして利益を上げるためです。
※CV(コンバージョン)とは、Webサイト訪問者が「申し込み」や「商品の購入」など、特定の行動をとった数を指します。
なぜなら、CTAを設置していないと、目的のページまで誘導できず、CVを増やせないからです。
そのため、適切なCTAを設置して、CVにつなげることが重要です。
1-3:CTAの具体例
CTAの具体例としては以下があります。
- ボタンタイプ
- テキストタイプ
- ポップアップタイプ
- 画像タイプ
それぞれ説明します。
◼️ボタンタイプ
ボタンのようなデザインをしていて、1番使われるタイプです。
また、視認性が高く認識されやすいのが特徴です。
■テキストタイプ
本文をそのままリンクにできるので、自然に認識させられます。
また、本文を読んでいる途中にCTAを設置することで、すぐに行動を促せます。
■ポップアップタイプ
視界を遮るように現れるタイプと、画面のどこかに表示されるタイプがあります。
視線を集めやすいですが、消すためには手動で操作する必要があります。
そのため、煩わしく感じられやすいので、注意が必要です。
◾️画像タイプ
画像がリンクになっているタイプです。
商品の特徴や色のバリエーションを、画像で説明できます。
2章:CTAで重要なのは主に4つの要素
CTAにおける重要な4つの要素は以下のとおりです。
- 設置場所
- 設置数
- デザイン
- 文言
それぞれ説明します。
2-1:設置場所
CTAは、視界に入るように設置しましょう。
なぜなら、CTAがどこにあるかわからなければ、次の行動を起こせないからです。
そのため、目線がページ内でどのように動くのかを考えて、設置しましょう。
2-2:設置数
ページに対して設置するCTAの数は「1〜3個」程度にしましょう。
1つのページに多くのCTAを設置してしまうと、煩わしいと感じられてしまいます。
また、そのままWebサイトを離脱されてしまう可能性もあります。
そのため、設置するCTAの数は「1〜3個」程度にしましょう。
2-3:デザイン
CTAボタンのデザインは、色や形目立たせるようにしましょう。
なぜなら、ボタンだと認識されなければ、クリックされないからです。
また、ボタン内に文言を入れる場合は、読みやすいようにするのも重要です。
色や形でCTAを目立たせて、クリックできる物だと認識させましょう。
2-4:文言
CTAの文言には、ボタンを押したら何が起こるのか具体的に書きましょう。
なぜなら、次の行動がとりやすくなるからです。
例として「クリックする」だけでは、そのあと何が起きるのかわからず、行動しにくいです。
そのため「今すぐ相談する」などに変更するのが良いでしょう。
ボタンを押したら何が起こるのかを書き、行動しやすいようにしましょう。
3章:CTAで成果を上げるための11個のポイント
CTAで成果を上げるためには、細かなところにも改善を加えていく必要があります。
以下の項目に必要なポイントを説明します。
- 設置場所
- 設置数
- デザイン
- 文言
- 継続的な改善
それぞれ説明します。
3-1:設置場所に関するポイント
3-1-1:サイト訪問者の気づきやすい場所に設置する
CTAは、気づかれやすい場所に設置しましょう。
なぜなら、CTAは認識されなければクリックされず、CVにつなげられないからです。
よく使われる配置方法として「Z型」があります。
「Z型」は、目線をZの形に移動させ、最終的に右下に視線を誘導させる方法です。
これを利用して、右下にCTAを設置することで視界に入れられます。
他にも、ページのどこかに固定することで、視界に常に入れる方法もあります。
3-1-2:スマホ向けの設置場所も配慮する
CTAをスマホ用のページに設置する場合は、場所を固定しましょう。
なぜなら、場所を固定していない場合、行動を起こすまでの時間が長くなってしまうからです。
スマホはスクロールでページを進めます。
場所を固定していない場合、行動するためには、CTAまで戻る必要があります。
そのため、すぐ行動に移せず熱量が下がり、離脱される可能性があるので注意が必要です。
以上のことから、スマホ用のページにCTAを設置する場合は場所を固定しましょう。
3-2:設置数に関するポイント
CTAの設置数は、ページに対して「1〜3個」程度にしましょう。
なぜなら、行動を起こしにくくなるからです。
例として、画面上に購入ボタンがいくつもあると、どれを押せばいいかわからなくなります。
その場合、購入をやめてしまう可能性もあります。
そのため、行動を起こしやすくするためにCTAの数は「1〜3個」程度にしましょう。
3-3:デザインに関するポイント
3-3-1:CTAは全体設計に合った形にする
全体設計とは「ベネフィットを感じさせ、行動を喚起させること」を指します。
※ベネフィット(サイト訪問者が商品やサービスから受けられる恩恵やプラスの効果)
CTAにおける全体設計は重要だと言えます。
なぜなら、ベネフィットが感じられないと、次の行動を起こさないからです。
ボタンのデザインや、設置場所は重要です。
しかし、まずサイト訪問者が、何を求めているのかを明確にしましょう。
そのうえで
- 疑問や問題が解決できる
- 欲しい情報が知れる
など、Webサイトを訪問することでベネフィットを感じられるように全体設計することが大事です。
3-3-2:ボタンはコントラストの強い色を使う
ボタンの色は、ページ全体とのコントラストを意識して、目立たせましょう。
※コントラスト(画像の明るい部分と暗い部分の差)
なぜなら、目立たない状態だとボタンが認識されず、クリックされないからです。
ページ内の統一感は必要ですが、ボタンの存在がわからないと、行動を起こせません。
そのため、コントラストを意識してボタンを認識させましょう。
3-4:文言に関するポイント
3-4-1:文言は13文字以内で書く
ボタンに入れる文言は、文字数を13文字以内にしましょう。
理由としては、人が瞬時に認識できる文字数が、13文字と言われているからです。
そのため、13文字を超えてしまうと、内容を伝えることが難しくなります。
文言が長くなってしまう場合には、
- 画像で商品の特徴を伝える
- 「最新型」「オススメ」などの文字をアイコンにする
などの方法で、文章にせずに伝えられます。
工夫して、文言は13文字以内にしましょう。
3-4-2:ボタンを押すベネフィットは具体的に書く
ボタン内の文言には、どんなベネフィットがあるのかを、明確に書きましょう。 ※ベネフィット(サイト訪問者が商品やサービスから受けられる恩恵やプラスの効果)
なぜなら、ベネフィットが感じられないと、行動を止めてしまうからです。
例として「会員登録はコチラ」という文言は、
- 「無料で会員登録するにはコチラ」
- 「自分らしい身体になる」
- 「300人が体感できたダイエットサプリはコチラ」
など、文言でベネフィットを感じられるようにして、行動を促しましょう。
3-4-3:心理的ハードルを下げる
文言で、心理的ハードルを下げることが大事です。
なぜなら、行動しやすくなるためです。
例として、家などの高額商品は、一般的にWeb上では購入しません。
そのため、最初から購入を促すと警戒心を持たれて行動を止めてしまいます。
まずは、資料請求などハードルを上げずに行動できることから促しましょう。
また、文言が「資料請求」の場合、直接的すぎてハードルが上がってしまいます。
- 3分で資料請求
- 無料でご相談
など、気軽に行動できるように文言を、工夫しましょう。
3-4-4:緊急性を持たせる
行動を促すには、文言に緊急性を付け加えると良いでしょう。
なぜなら、損をしたくないと感じさせることで行動を促せるからです。
Webサイトはいつでも訪問できるため、いつまでも行動を先延ばしにできます。
そのため、他のサイトで購入されたり、購入すること自体を忘れられたりもします。
例として、文言に
- 「期間限定」
- 「タイムセール」
- 「今なら」
- 「今日まで」
のような緊急性を感じさせる表現を付けることで、行動を促せます。
3-5:継続的な改善に関するポイント
3-5-1 : ヒートマップを導入する
Webサイトを継続的に改善するには「ヒートマップ」を使用すると良いでしょう。
なぜなら、サイト訪問者が熟読した箇所や、ページ上での行動が把握できるからです。
例として、サイト訪問者が熟読している箇所に、CTAを設置することで行動を促せます。
また、CVが少ない場合にも、CTAまで到着しているかを確認できます。
※CV(コンバージョン)とは、Webサイト訪問者が「申し込み」や「商品の購入」など、特定の行動をとった数を指します。
そのため「ヒートマップ」を利用してWebサイトを効率よく改善することが大事です。
3-5-2:ABテストを実施する
ボタンの色や文言を決める際に、選択肢がある場合、ABテストをすることが大事です。
なぜなら、どちらがより良い成果をだせるのかは、検証してみなければわからないからです。
例として、ボタンの色を「赤」か「緑」どちらかにする場合は、どちらが成果を上げられるかはわかりません。
ボタンの色や文言を変更して、CVが増えた事例もあります。
そのため、ABテストをしてどちらが成果を上げられるか検証することが大事です。
4章:CTA活用の成功事例
ここでは、実際にCTAの活用や改善などによって成果が上がった事例を3つ紹介します。
4-1: オバマ大統領のキャンペーンサイト
オバマ大統領が選挙戦で運営していたサイトは文言の変更によって、CVを増やせました。
※CV(「申し込み」や「商品の購入」など、特定の行動をとった数)
文言を「購読する」から「もっと詳しく」に変更した結果、クリック率が18%上昇しました。
これは、文言をカジュアルにすることで、心理的ハードルが下がったためだと考えられます。
このように、直接的な表現を避けて、心理的ハードルを下げることは重要です。
例として「購入」の文言は、
- 「無料でお試し」
- 「返金保証付き」
などにすることで、心理的ハードルを下げられます。
4-2:hubspot
「hubspot」では、クリック率を改善するために、ボタンの色をABテストしました。
その結果、緑色よりも赤色のほうが、21%上回る形でクリックされました。
これは、ボタンの色を変更することで、CTAが認識されやすくなったためだと考えられます。
そのため、必ずABテストをした上で、色やデザインを決定しましょう。
4-3:株式会社鈴木ハーブ研究所
「株式会社鈴木ハーブ研究所」では、以下の改善をしました。
- ヒートマップを導入して熟読箇所に、CTAを設置
- 文言に具体的な数字を入れた
その結果、CVを4.3倍も増やせました。
これは、具体的な数字を入れて、ベネフィットを感じやすくしたためだと考えられます。
また、ヒートマップはページ上での動きを把握できるため、効果的にCTAを設置できます。
まとめ:CTAとは「Webサイト訪問者をボタンやリンクへ誘導させるための施策」のこと
結論として、CTAとは「Webサイト訪問者をボタンやリンクへ誘導させるための施策」を指します。
画像やボタンなどの種類があり、企業はCVを獲得して利益を上げるためにCTAを設置します。
また、CTAを設置する際に重要なポイントは以下のとおりです。
- 設置場所
- 設置数
- デザイン
- 文言
また、継続的な改善をする場合には以下の方法があります。
- ヒートマップの導入
- ABテストの実施
CTAをうまく活用できれば、CVを増やして利益につなげられます。
今回の記事を読んで、自分の会社に最適なCTAを見つけて活用してみてください。